名古屋へ行ってきました❗️その2


油と言えばお湯

分かってはいるけど、暑い…

多分湿度100%だよなぁ

なんて思いながら干からびていく…

周りの仲間も床の研磨をしながら汗びっしょり。

夏だし、覚悟はしてるんだけど…

ものには限度ってものがあるのよね。

 

無事、脱脂、洗浄が終わり研磨へ

床の研磨作業

俗にポリッシャーと呼ばれるが、慣れてしまえばどうと言うことはないこの作業。

慣れていないと…

機械に吹っ飛ばされます。

あらゆるスポーツで鍛えた私ですら扱えない反動で吹っ飛ばされる。

文字通り、吹っ飛ばされる。

洗剤撒いて洗浄。なら摩擦は少ないが、研磨用のパッドをつけたら物凄い摩擦力で支える事で精一杯な状況になる。

けど、慣れれば指一本なんだけどね。

アタマが理解する

身体が理解し憶える。

職人の基本的なモノでは、あるけど、本当に人間には不思議な能力があるなぁ

つづく

名古屋行って来ました❗️

床面積500平米を下地調整から
お盆がらみの一週間で❗️

と、かなりのハードスケジュールでしたが、無事完了しました❗️

現調はしてたので、用意は万全。
だが、お盆がらみなので、メーカーも休み。卸しも休み。

何度も何度も現場をシュミレートし、ハイエース一杯の工具やら、道具やら、材料やら…

ハッチ開けたら落ちるよ❓

総勢8名泊まり込み。
食費が…

それにしても人数は素晴らしい。

何にせよ、とても珍しい鉄板の床。
脱脂やら、研磨やら、清掃やら、ケレンやら、研磨やら…

まぁ、工程数の多い事。

しかも、室内温度は42度越えと来たもんだ❗️

そんな中、鉄板の床に熱湯をブンまきサウナ状態にしていく…

何かがおかしい…

熱い…色々、熱い…

つづく。

床を塗ろう❗️


工場の床は個人宅とは違い…

耐酸性能

耐アルカリ性能

耐磨耗性能

抗菌性能

清掃、研磨の簡便さ

フォークリフトや台車などの重量物に耐える力

など複合的な目的を持って塗られる塗り床。

耐久力が非常に下地に影響される為、診断、研磨などの下地調整に気を使う。

そこからシーラー、仕上げ塗料の選定。

お客様が要求する

耐久力

耐〇〇性

アフターメンテナンス性

などを考えてメーカー、塗料屋などと入念に打合せを行い

現状ベストである。

と判断したものをオススメしている。

この時に、お客様の好みや工場などの雰囲気、用途などを踏まえ色のオススメや注意事項などをお話しする。

現状ベスト

メーカーが推奨する下地調整をそのまま行うと、莫大な費用を負担して頂く事になるケースが多く、

この程度でも要求する年数耐えられる。という落とし所を見つけ、なるべく低価格で、なるべく作業による拘束時間を減らし、なるべく次の改修が楽【金額、美観、耐久力などを踏まえ】になる様な仕様をベストと判断している。

莫大な費用と時間をかければ完璧に違い物は出来上がる。

これを全てお客様に負担させるのは、建築。という業種から考えた場合はナンセンスだと、私は思っている。

話がそれた…

食品工場

製造工場

物流倉庫

研究室に厨房など

色々な所を仕上げさせて頂いた。

それぞれ要求スペックも用途も傷み具合も違う現場でそれぞれお客様には満足して頂けたと思っている。

 

エポキシ樹脂流し延べ

ウレタン樹脂防滑仕上げ

専門的な言葉を使うとこんな感じの言葉がならぶが、それぞれ一長一短がある材料なので、選定には気を使う。

塗り床は決して安くは無い

だからこそ、末長く綺麗な状態でお使いいただける様、全ての工程に気を使い、なるべく完全な状態でお渡しする事が私の仕事だと思っている。

 

 

暑さ対策に…


暑い…吹く風すら体力を奪っていく…
熱い…触れるもの全てが熱い…

外壁ですら50度に近づき、屋根に至っては60度を軽く超える。

塗った塗料は猛烈に乾き、作業スピードは上がるはずなのに、動けない…

カラダが擦り減っていくのがわかる…

そんな中、我慢の限界を超えてしまった私は、機械に頼る事にした。

現場全体を換気、冷却するための大型送風機を数台設置。
風さえ動けば、体力もそこまで奪われない。

カラダが蓄熱するのがもっとも怖い。

今日の最高気温

これはマヤカシの言葉

地上より1.5メートル
風通しの良い場所で測定している

実際、私達外部に携わる職人は…

焼け付く鉄板の上

陽だまりによって、とんでもない暑さになった屋上やベランダ

蓄熱し、輻射熱をはなち続けるコンクリートやアスファルトの上

仕事したくなくなって来たな…

毎日、熱射病、熱中症の症状を自覚しそれでも、外で働いている。

みんな偉いな。

少しでも損耗を避けるため、導入したのが

ヘルクールと空調服

ヘルクールはヘルメットに後付けする小型扇風機。
アタマだけはしっかり冷えます。

冷え過ぎます。

そして、空調服。

こいつは凄い。

塗装服『不織布で作られた使い捨ての服。原発事故で作業員か着ているヤツの親戚』
こいつに小型ファンを取り付け、強制排気をかける。

スイッチを入れた瞬間にケンシロウ…

スイッチをいれた瞬間に首元から蓄熱されていた熱気が抜けていくのがわかる。

外気も暑い
日光も当たる
で汗はかくが、疲弊の度合いが全く違う。

風に当たり続ける疲労は諦めるとして、熱中症だけは避けられる。

外で作業するすべての人にオススメする。

高いけど。

職人は慣れているから大丈夫。

もうそんな事言ってられる次元では無くなってしまった、昨今の酷暑。

少しでも、体力を残し

少しでも、アタマをクリアにし

作り上げるモノのクオリティーを下げない努力を心がけよう。

それにしても暑い…

防水について

防水。

大雑把に言えば、水が下に吸い込まない状態を指す。

陸屋根「桶の様になってる屋根」学校など鉄筋構造に多い。

こいつはシート防水から、アスファルト防水、塗布防水など様々。

全てに言えることは、メンテナンスフリーなど存在しない事。

防水層の下に水を入れてしまった場合、改修がとても大変になる。

シート、アスファルトは全撤去もあり得る。

この場合は、撤去費用と莫大な産廃料が掛かる。

塗布防水の場合は、あまり放置しなければ、部分補修で済む場合が多く、脱気塔の追加で済む場合も。

全てにおいて、放置が最悪の結果に直結する。

防水層は水を通さない様に作られる。

つまり、水を入れば自然に抜ける事は無い。

カビ、腐食、風化など。シートの下の水分が膨張し周りを浮かせてしまい、新たな浸水箇所になる。

陸屋根はお金が掛かります。

特殊な例として、小面積ならFRPも。

強度はお風呂の桶。

強靭な防水層だか、耐候性に乏しく、トップコートが剥がれれば急速にFRP樹脂そのものが劣化していく。

苔も生えやすく、定期的なメンテナンスが必須。

現在は戸建のベランダに多く使われている。

が、引き裂き強度がそこまで高くはないので、下地の動きに追従できず、破断する事もシバシバ。

貯水タンクも同じ。放置してあるのを良く見るが、耐候性が無くなっているので、早くトップコートをかけないと傷みが加速しガラス繊維がバサバサになって崩れます。

新規工事のマンションや施設の屋根、階段など、新築の段階で防水層が作られていない場合も多々ある。

コンクリート剥き出しはアウトの可能性が高いので、早急な対応をお願いしたい所。

 

防水層全てに言える事は、工事単価が高い。

それは、今までのことを踏まえ、色々なリスクを考えて下地調整を行う必要性がある事。

次に、防水層を作るための資材が高い事。

そして、層を何度も作るため、非常に手間が掛かる事。

他にも要因はあるが、要は大変なんです。

必ずくるメンテナンスに向け、おおよその見積りを出し、資金計画を立てることを先ずオススメします❗️

簡単な洗浄、シーラートップコート

で済むのと…

洗浄、撤去及びケレン、研磨。付随する産廃、人工。

下地を痛めていれば、絶縁無いし、下地の構築。

ここからシーラートップコート。

前の2行は本当に手間が掛かります。

お金もね。

ご利用は計画的に。

 

 

ハイエースを塗ろう❗️その六

やっと塗装が終わったので塗っていない部分も含め、ポリッシャーで仕上げがてら、Waxを掛けて行きます❗️

塗装した部分は艶出しと微細なゴミ、塗装のミストなどなど。そんなに手間も掛からずピッカピカに❗️

問題は今回、塗装を行なっていない、部分。

数々の現場で盾として働いて貰っていたお陰?で塗料の付着やら、もらい錆びやら大変な事に❗️

ここまでやったので、シッカリと仕上げたいの山々なんだけど…

心が折れそうに…

会社のステッカーも貼るので、ちゃんと磨かないと後が大変な事になる❗️

シッカリとピカピカに。

うーん。

バンパー塗りたいな…

エンブレム…

そんな時間ないな…

どうしても気に入らなかった、グリルの二枚刃はボディ色に塗っておきましたがね。

今回気が付いた事は

ハイエースデカ❗️❗️

板金面が多すぎて磨くの大変❗️

全塗装の方が楽だった❗️

という感想に至りました。

現行のホワイトは全く以ってホワイトでは無い、かなりクリームがかっているのが気になるので、時間が出来たら今度は全塗装しようかな⁉️

さぁ、REBORNハイエースでお仕事行きますか❗️

明日は新宿地下街だ❗️

ハイエースを塗ろう その四


  • ハイエースの色を作る。
    手元にあるPG80で作っていくのだが、いくらソリッド「単色」と言えども、クルマの場合は原色が多くありすぎて作れたもんじゃ無い。
    分かってはいたが、モノは試し。
    勉強、勉強。

すいません、原色の色が違います。
黒も深いクロ、灰色がかったクロ
黄色も鮮明なものから土気色したものまである。
次は素直にクルマに書いてある色を発注する事にする。
まして、自分のクルマ。
自分が満足すればそれで良い。
と普段のタガがはずれてしまった状態。

調色は100点満点が無い終わりのない作業。なだけに、自分でキリをつけられてしまうんだよね…

調色は程々に、仕上げパテを重ねていく。
手持ちが心許ないので、少々の加減を加えながら一般の人には分からない程度まで仕上げていく。

お願いします、板金屋さんは見ないでね。

打っては研ぎ、研いでは打ち。

なんせブースが無い、カンカン照りの猛烈に暑い陽射しの中、パテを打つと言う、狂ったシチュエーション。
熱中症になりながら何とかパテを完了させた…

やっと塗装に入れるな…

サーフェーサーを吹いては研ぎ、研いでは吹いて…

塗装屋って辛抱強いよな。

下地作り最終段階完了❗️

残された時間は後少し。

さぁ、仕上げだ❗️

つづく

ハイエースを塗ろう その参

やっとパテが打てるな。

……

錆びてますね。

某金属メッキ工場改修の時に、現場に突っ込んで指揮所としたのがまずかったか…

高濃度の酸、中和するための高濃度のアルカリ

そいつが付着した鉄骨を塗装するのに超高圧洗浄をかけるのだが、その得体のしれない雨を浴びたせいか?

結構深く錆びていた。

超鋼鉄で少しづつ削っていく。サンダー使っちゃダメよ?

錆を完全に落とし、ペーパーで磨く、磨く。

あれ?パテ打てて無いな…

 

下地がピカピカになったので、パテを打つ。

ここまでで工程の半分くらいか?

焦りだす。

ぶつけた、ぶつけられた場所が悪く、パテがかなりの物量になりそうな予感。

中間パテはそれなりにあるが、細目が心もとないな。

内装用の粉パテ…ならいっぱいあるんだけど…

取り合えず下地を打って、今日はおしまい。

明日、仕上げパテまで打てるか?

出来れば塗装も仕上げてしまいたいな…

あ、色作って無いじゃん…

 

つづく

 

 

 

ハイエースを塗ろう その弐

素地調整も終わった事だし、パテを打とう!

と思ったが、凹みが想像以上に激しい事に気が付く。

叩くか…引っ張るか…炙るか…

やっぱこうなっちゃうんだよなぁ

やらなと収まらないだろうしなぁ

仕上がりが想像できるのは困ったもので、やらない訳にはいかなくなる。

内張りを外しにかかる。

うわ!中空アンカー打ってあるんだった…

照明を増設したりで、全てアンカー仕様に変えてあったんだよな…

仕方が無いのでアンカーを破壊し、内張を撤去。

自分で入れた断熱材を外し、叩く、叩く。

ハッチ曲がってるじゃん

全体重をかけ、ハッチを強制し、金具を外し…

 

板金塗装って高いわけだよね。

など考えながら全6パーツを打つべし、打つべし。

想像はしていた。

だけど想像以上に面倒だった。

仕事には極力妥協しないが、自分の持ち物である場合は…

まだ、パテ打ってないし。

今日中に下パテ打っとかないと明日の段取りがまずい事になるな。

このあたりで、板金塗装から建築塗装までランクを落とす事を考え始める。

だって、ブース無いし。

外だし。

つづくつづく。