毎度お馴染みの店舗の改修に行って来ました❗️
井の頭線の本屋さん
漏水が原因の天井の改修及び点検口の増設。
言葉にすると大した事無いのだが…
店舗につきものの、
夜間作業かつ作業時間が非常に短い
現状合わせの調色
本棚その他のビニール養生など、それはそれは大変なものでして…
毎度ながら燃えて来ますね❗️
作業時間が短いのは、前段取りである程度カバー出来るけど…
調色「色を作る事」は、やってみないと分からない。
天井は白でお願いします。白?真っ白?それは無いな…
真っ白を塗る事は殆ど無いので何かしら色が入っている。
真っ白を基準とし、赤錆、赤、黄土、黄、黒。
取り敢えずこの辺りを入れて色を合わせていく。
色の明るさ、濃さ、深さ、赤い?黄色い?など少し足しては色の感じを確かめる。
ここで問題なのは「現在水性塗料を使いなさい」というシバリがある事。
水性塗料。こいつは調色が非常に難しい。
作った色。乾燥して無い状態のネタ「塗料」と乾燥して安定した状態では全く違う色になる。
簡単にいうと2段階くらい濃くなる。
濃くなる…赤みが出るのか、黄色味がでるのか…濃さが出るのか…
全神経を集中して色を観る
しかし、夜間作業となると肝心の目の性能が落ちる。ましてや蛍光灯、LED。光源によっても発色が変わると来たもんだ❗️
塗装屋として呼ばれたからには出来ませんでした。は決して許されない。
フィニッシャーのプライドに掛けて色を作る。
塗装の業界では色の誤差5%は認められているけど、5%も違ったら全く違う色。
自分以外には分からない所まで色を合わせる。
体力よりも気力が削られていく…
パテ打ちしながら色を作り
乾燥させながらパテを打ち
なんで5箇所もあるんだ❗️聞いてないぞ❗️
などと思いながら夜間なのに一服無し、飯抜きと通しで働く…
そう、私が終わらないと皆んなが帰れない。
なんだこのプレッシャー❗️
楽しいじゃないか❗️
などと思いながらも順調に作業をこなし「性格上、無駄を徹底的に削り」
4時00分作業完了。
みんなお疲れ様。
渋谷はタクシーと人で溢れかえっていた…
そんな塗装屋の日常。