床を塗ろう❗️


工場の床は個人宅とは違い…

耐酸性能

耐アルカリ性能

耐磨耗性能

抗菌性能

清掃、研磨の簡便さ

フォークリフトや台車などの重量物に耐える力

など複合的な目的を持って塗られる塗り床。

耐久力が非常に下地に影響される為、診断、研磨などの下地調整に気を使う。

そこからシーラー、仕上げ塗料の選定。

お客様が要求する

耐久力

耐〇〇性

アフターメンテナンス性

などを考えてメーカー、塗料屋などと入念に打合せを行い

現状ベストである。

と判断したものをオススメしている。

この時に、お客様の好みや工場などの雰囲気、用途などを踏まえ色のオススメや注意事項などをお話しする。

現状ベスト

メーカーが推奨する下地調整をそのまま行うと、莫大な費用を負担して頂く事になるケースが多く、

この程度でも要求する年数耐えられる。という落とし所を見つけ、なるべく低価格で、なるべく作業による拘束時間を減らし、なるべく次の改修が楽【金額、美観、耐久力などを踏まえ】になる様な仕様をベストと判断している。

莫大な費用と時間をかければ完璧に違い物は出来上がる。

これを全てお客様に負担させるのは、建築。という業種から考えた場合はナンセンスだと、私は思っている。

話がそれた…

食品工場

製造工場

物流倉庫

研究室に厨房など

色々な所を仕上げさせて頂いた。

それぞれ要求スペックも用途も傷み具合も違う現場でそれぞれお客様には満足して頂けたと思っている。

 

エポキシ樹脂流し延べ

ウレタン樹脂防滑仕上げ

専門的な言葉を使うとこんな感じの言葉がならぶが、それぞれ一長一短がある材料なので、選定には気を使う。

塗り床は決して安くは無い

だからこそ、末長く綺麗な状態でお使いいただける様、全ての工程に気を使い、なるべく完全な状態でお渡しする事が私の仕事だと思っている。

 

 

暑さ対策に…


暑い…吹く風すら体力を奪っていく…
熱い…触れるもの全てが熱い…

外壁ですら50度に近づき、屋根に至っては60度を軽く超える。

塗った塗料は猛烈に乾き、作業スピードは上がるはずなのに、動けない…

カラダが擦り減っていくのがわかる…

そんな中、我慢の限界を超えてしまった私は、機械に頼る事にした。

現場全体を換気、冷却するための大型送風機を数台設置。
風さえ動けば、体力もそこまで奪われない。

カラダが蓄熱するのがもっとも怖い。

今日の最高気温

これはマヤカシの言葉

地上より1.5メートル
風通しの良い場所で測定している

実際、私達外部に携わる職人は…

焼け付く鉄板の上

陽だまりによって、とんでもない暑さになった屋上やベランダ

蓄熱し、輻射熱をはなち続けるコンクリートやアスファルトの上

仕事したくなくなって来たな…

毎日、熱射病、熱中症の症状を自覚しそれでも、外で働いている。

みんな偉いな。

少しでも損耗を避けるため、導入したのが

ヘルクールと空調服

ヘルクールはヘルメットに後付けする小型扇風機。
アタマだけはしっかり冷えます。

冷え過ぎます。

そして、空調服。

こいつは凄い。

塗装服『不織布で作られた使い捨ての服。原発事故で作業員か着ているヤツの親戚』
こいつに小型ファンを取り付け、強制排気をかける。

スイッチを入れた瞬間にケンシロウ…

スイッチをいれた瞬間に首元から蓄熱されていた熱気が抜けていくのがわかる。

外気も暑い
日光も当たる
で汗はかくが、疲弊の度合いが全く違う。

風に当たり続ける疲労は諦めるとして、熱中症だけは避けられる。

外で作業するすべての人にオススメする。

高いけど。

職人は慣れているから大丈夫。

もうそんな事言ってられる次元では無くなってしまった、昨今の酷暑。

少しでも、体力を残し

少しでも、アタマをクリアにし

作り上げるモノのクオリティーを下げない努力を心がけよう。

それにしても暑い…