暑い…吹く風すら体力を奪っていく…
熱い…触れるもの全てが熱い…
外壁ですら50度に近づき、屋根に至っては60度を軽く超える。
塗った塗料は猛烈に乾き、作業スピードは上がるはずなのに、動けない…
カラダが擦り減っていくのがわかる…
そんな中、我慢の限界を超えてしまった私は、機械に頼る事にした。
現場全体を換気、冷却するための大型送風機を数台設置。
風さえ動けば、体力もそこまで奪われない。
カラダが蓄熱するのがもっとも怖い。
今日の最高気温
これはマヤカシの言葉
地上より1.5メートル
風通しの良い場所で測定している
実際、私達外部に携わる職人は…
焼け付く鉄板の上
陽だまりによって、とんでもない暑さになった屋上やベランダ
蓄熱し、輻射熱をはなち続けるコンクリートやアスファルトの上
仕事したくなくなって来たな…
毎日、熱射病、熱中症の症状を自覚しそれでも、外で働いている。
みんな偉いな。
少しでも損耗を避けるため、導入したのが
ヘルクールと空調服
ヘルクールはヘルメットに後付けする小型扇風機。
アタマだけはしっかり冷えます。
冷え過ぎます。
そして、空調服。
こいつは凄い。
塗装服『不織布で作られた使い捨ての服。原発事故で作業員か着ているヤツの親戚』
こいつに小型ファンを取り付け、強制排気をかける。
スイッチを入れた瞬間にケンシロウ…
スイッチをいれた瞬間に首元から蓄熱されていた熱気が抜けていくのがわかる。
外気も暑い
日光も当たる
で汗はかくが、疲弊の度合いが全く違う。
風に当たり続ける疲労は諦めるとして、熱中症だけは避けられる。
外で作業するすべての人にオススメする。
高いけど。
職人は慣れているから大丈夫。
もうそんな事言ってられる次元では無くなってしまった、昨今の酷暑。
少しでも、体力を残し
少しでも、アタマをクリアにし
作り上げるモノのクオリティーを下げない努力を心がけよう。
それにしても暑い…