ハイエースを塗る その壱

私が長年お世話になっているハイエース。

免許を取得して初めて乗ったのもハイエース。

電柱に初めてご挨拶したのもハイエース。

東は東京、川崎、千葉、埼玉。

西は御殿場、浜松とハイエースを乗り継ぎ地球を何週もした。

三代目?四代目?となる我が車も現場でポールにぶつけ、

ユンボにこすられ、駐車場の木に刺さり。

台風が来れば折れた枝が飛んでくる。

気が付くと私以上にボロボロ。

会社設立以来、やろうやろうと考えていた看板も背負えていない申し訳なさから、ついに板金に着手する。

後ろハッチ、バンパー、左ボディと全塗装した方が早いのでは?

と思えるダメージの蓄積。

板金パテを打とうにも、塗料の付着が激しく洗車では追いつかない

塗装前なのに、ポリッシャーをかける始末。

結論。

取り切れませんでした!

現場では盾になってもらう事も多々。

すまんな、相棒。

 

仕方が無いので、コンパウンドとサンドペーパー、果ては洗浄シンナーを出し徹底的に除去する。

一通り終わって、綺麗になったハイエースを観て満足。

ここで終わろうかな…

でも凹んでるしな…

TOYOPET剥がさなきゃな…

エンブレム外すの面倒だな…

つづく。 “ハイエースを塗る その壱” の続きを読む

遮熱を塗ろう❗️

最近の夏は様子がおかしい…

暑いのは当たり前として…

通り越して熱いのだ。

屋根の温度は70℃を超え、作業に支障をきたす。

どころじゃ無い❗️

10分も居られない…

足の裏はヤケドし、足から体温が上がっていく。

生命維持を考えるレベル。

外壁は70℃までとはいかなくても、50〜60℃を出す。

書いてて嫌になるな…

そこで、どうせ塗装するなら遮熱をお勧めする。

何故なら、私が楽だから❗️

もあるけど、表面温度で20℃程度。

室内温度で2〜3℃変わる。

ここまではデータ上の話。

実感としてもっと体感出来る。塗ってる本人が❗️

大きい屋根を塗っていると、向こうから吹いてくる風が涼しく感じる。

隣のおばさんに、今年は涼しいの。と言われたりもする。

1年たった夏の日に

【ウチが涼しいの】

とワザワザ電話を頂いたりもする。

樹脂は選べる。つまり、耐久力が選べる。

おきまりの、ウレタン、シリコン、フッ素まで。

フッ素は勧めないが…

多少の材料費アップと強烈な塗りにくさを考えても、素晴らしい。と私は思う。

だから、遮熱を塗って下さい❗️

お客様の為

地球の為

何よりも私の為に❗️❗️

 

ここから真面目な話。

遮熱塗料は光を反射する事により、熱を抑える。

断熱塗料は熱の移動を妨げる事により、内部の熱を抑える。

似ている様で全く違う技術。

共に熱を建物に通さない事により、安定させる事に繋がり、耐久度が増す。

工程数、コストを度外視すれば、今の塗装なら素晴らしい事が出来る筈。

度外視すれば…ね。

建築。とくに塗り替えの場合は、日数とコストをギリギリまで削り落とす事。

その中で可能な限り、品質の高いものを作り上げ、お客様にお渡しする事。

それを忘れちゃいけない。

 

 

調色しよう❗️

またか…

明日は新宿某kph

「金属の蓋をグレー」

「天井のジプトンをクリーム」

もの凄い漠然とした指示が来ましたね…

グレー。基本的にはニュートラル(赤も黄色も少ない)白に黒を入れたもの。

……

すいません、サンプル持ってきてください❗️

新宿から鉄の板を引っぺがして持ってきて貰い、事前に色合わせを終わらせておく。

グレーじゃ無いし…

3分艶だし…

色は何とかなるが、艶は樹脂そのものが変わってくるので、合わせようが無い。

夜間作業。基本一発勝負。

お店は閉まってるので補給はきかない。倉庫に戻る時間も無い。

全ての用意をハイエースに積込み明日の本番に備える。

明日はジプトン、現場調色。

さぁ、一発勝負に行こう❗️